ジシクロペンタジエン樹脂(DCP樹脂)とは
オレフィン系熱硬化性樹脂であるDCP樹脂は炭化水素から成り、原料調達から樹脂材料調製・成形、廃棄に至るまでの過程で排出される二酸化炭素量が他の主な樹脂に比べて少ないという特長があり、地球環境に優しい樹脂です。用途としては、主に大型・複雑形状の成形用途と低粘度・低誘電が求められる材料用途に適しています。
大型成形用のPENTAM®およびMETTON®は、軽量、耐衝撃性、耐熱性、耐水性、耐薬品性、電気絶縁性等の特長を活かして、トラック/バス、建設機械、農業機械などのボディーパーツに採用されています。また、耐水性、耐薬品性に優れることから、海水ポンプのケーシングや合併浄化槽筐体など、環境関連分野での採用実績があります。
新配合のTELENE®は、非常に小さな隙間への充填や低誘電特性が求められる材料などの電気・電子部品、高周波関連部品への応用が可能となりました。また、フィラーや繊維および金属との接着が可能となり、様々な用途展開が期待できます。
RIMTECは、DCP樹脂の新たな価値を提案していきます。
DCP樹脂の可能性にご興味を持っていただき、ご活用いただければ幸いです。